患者さんが家に帰ってからも役立つ説明資料とは?診察後まで考えた医療コンテンツ設計
こんにちは、秋山です。
私たちは医療業界に特化した制作会社として、医療動画やメディカルイラスト、3DCG、Webサイト、パンフレットなど、医療情報を分かりやすく伝えるためのコンテンツを制作しています。
医療機関さまから患者説明用のコンテンツについてご相談いただく際、
「診察中に説明する資料を作りたい」「患者さんに渡せるパンフレットがほしい」「治療内容を分かりやすく説明できる動画を作りたい」
といったご相談があります。
こうしたコンテンツを考えるとき、私たちが意識しているのが、「診察室で説明した後」のことまで考えるという視点です。
診察中は、医師の説明を聞きながら資料やイラストを見ることで理解できても、家に帰ってから「あれ、何と言われたんだっけ?」となることがあります。
また、治療について家族に説明したり、薬や処置についてもう一度確認したりする場面もあります。
そこで今回は、患者さんが診察室を出た後も活用できる説明資料について、コンテンツを設計するときのポイントを整理してみます!
◼️診察室では分かっていても、家に帰ると分からなくなる
診察中は、医師と患者さんがその場で会話をしています。
分からないことがあれば質問できますし、医師が図を描いたり、資料を見せたりしながら説明することもできます。
一方、帰宅すると、その場で聞いた説明を自分で振り返らなければなりません。
「治療の内容は何だったか」「家では何に気をつければいいのか」「次の受診までに何をすればいいのか」
など、あとから確認したいことが出てきます。
そのため、患者説明のコンテンツは、「診察中に分かる」だけでなく、「診察後に見返して分かる」ことも重要です。(診察室では分かったつもりでも、家に帰ると「あれ?」となることありますよね。)
◼️「あとから見返せる」ことを前提に資料を作る
診察後に患者さんが一人で資料を見ることを考えると、情報の見せ方も変わってきます。
たとえば、
重要なポイントがすぐ分かる
専門用語をできるだけ分かりやすくする
図やイラストで内容を思い出せる
必要な情報をすぐ探せる
家族にも見せやすい
といった工夫です。
ここで大切なのは、情報をたくさん載せることではありません。患者さんがあとから資料を開いたときに、「自分に必要な情報はどこにあるのか」が分かること。
診察中の説明をすべて文字にするのではなく、患者さんが帰宅後に確認する内容を整理しておくことが、説明資料の使いやすさにつながります。
◼️「何を説明するか」ではなく「帰宅後に何が必要か」から考える
説明資料を作るとき、つい「この治療について説明しよう」「この疾患について詳しく載せよう」と、情報を中心に考えてしまいます。
もちろん、正確な情報を掲載することは大切です。ただ、それだけではなく、患者さんがその情報をいつ、何のために使うのかまで考えてみます。
たとえば、
診察中→ 疾患や治療について理解する
帰宅後→ 診察で聞いた内容を思い出す→ 薬や処置について確認する→ 注意事項を確認する→ 家族に説明する→ 次回受診までの行動を確認する
という流れです。
このように患者さんの行動を時間軸で考えると、「診察室で見せる資料」と「帰宅後に使う資料」では、必要な情報や見せ方が違うことが分かります。
◼️紙・動画・Web。それぞれの役割を考える
診察後に使うコンテンツだからといって、必ずしも紙の資料が適しているとは限りません。伝えたい内容によって、媒体を使い分けることが大切です。
パンフレットやリーフレットなら、帰宅後に手元で見返すことができます。
メディカルイラストなら、文章だけでは分かりにくい身体の状態や治療内容を視覚的に整理できます。
動画なら、処置やセルフケアなど、動きや手順を見せることができます。
Webコンテンツなら、患者さんが必要になったタイミングで詳しい情報を確認できます。
つまり、「患者説明だからこの媒体」という決め方ではなく、患者さんがどのタイミングで、何を理解する必要があるのかから媒体を選びます。
◼️家族に説明する場面も考えておく
診察後の説明資料を考えるとき、もう一つ意識したいのが家族との情報共有です。
患者さん本人は診察を受けていますが、帰宅後に家族から、
「どんな治療をするの?」「家では何に気をつければいいの?」「次はいつ病院に行くの?」
と聞かれることがあります。
そのとき、患者さん自身が説明しやすい資料になっていれば、家族にも情報を共有できます。
特に、治療の仕組みや身体の状態などは、文章だけで説明するよりも、イラストや図解がある方が伝えやすいことがあります。
患者さん本人だけでなく、「その資料を家族が一緒に見る可能性」まで考えることで、コンテンツの設計が変わってきます。
◼️患者さんから出てくる質問を次のコンテンツにつなげる
説明資料は、一度作ったら終わりではありません。実際に患者さんへ説明してみると、
「この部分について質問が多い」「ここは何度説明しても伝わりにくい」「家族から同じ質問をされることが多い」
といったことが見えてきます。
こうした反応は、次のコンテンツを考えるためのヒントになります。
説明資料に情報を追加するのか、FAQを作るのか、動画で説明するのか。
患者さんがどこでつまずいているのかを確認しながら、必要なコンテンツを追加していくことができます。
診察中の説明 → 帰宅後の確認 → 患者さんからの質問 → コンテンツの改善
という流れを作ることで、患者説明の仕組みそのものを少しずつ整えていくことができます。
私たちは、患者説明のコンテンツ制作について、作るものが決まった段階だけでなく、
「どんな資料が必要なのか整理したい」
「患者さんが帰宅後にも使えるコンテンツを作りたい」
「パンフレットと動画、Webをどう使い分ければいいか分からない」
といった段階からご相談いただけます。
患者さんが診察室にいる時間だけでなく、家に帰ってから次の受診までを含めて、どのような情報提供ができるのか。
必要なコンテンツと、その使い方を一緒に整理しながら制作していきますので、ぜひお気軽にご相談ください!




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