top of page

医療安全を守るデザインの力。「色覚バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」に必要な知識

  • 亀井 レイ
  • 2025年12月26日
  • 読了時間: 4分

こんにちは、制作の吉良です。

私は15年以上、看護師として病院で働いていました。現在は「デザイン・制作を通して医療を支えたい!」という気持ちで仕事に励んでいます。


私たちレイ・クリエーションは、医療分野・医療業界のデザイン制作会社として、動画(サイネージ、患者説明動画、病院紹介やプロモーションビデオなど)やカタログ・パンフレット、医学会用の掲示物(ポスターセッションやパネルディスカッション)、医療・疾患イラスト、シェーマ、WEB制作など様々な制作物を作成しております。


クリニックのパンフレットや院内掲示、Webサイトを制作する際、皆さんは何を最優先に考えられているでしょうか。

「清潔感」「親しみやすさ」、あるいは「最新の設備が魅力的に見えること」。

もちろん、これらは集患において非常に重要な要素です。


しかし、医療現場におけるデザインには、一般企業以上に優先しなければならない絶対的な機能があります。それは「医療安全」です。


見落としが起きたり、誤読を招いたりすることは、医療においてはインシデントにつながるリスクがあります。今回は、患者さんの安全を守り、貴院の信頼性を高めるために知っておくべき「色覚バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」の視点についてお話しします。



■その「赤字」、患者さんに見えていますか?


「重要な注意事項だから赤字にする」これは一般的なドキュメント作成の常識ですが、医療安全の観点からは、これだけでは不十分な場合があります。

日本人男性の約20人に1人、女性の約500人に1人は、色覚に特性を持っていると言われています。これは決して稀なケースではなく、学校の1クラスに1人、あるいは貴院の待合室にも常に数人は該当する方がいらっしゃる計算になります。

特定のタイプの色覚特性を持つ方にとって、「赤」は非常に認識しづらい色です。特に、黒や濃い青を背景にした赤文字や、強調のつもりで多用した赤色は、かえって「黒く沈んで見える」ことがあります。もし、それが「アレルギーに関する警告」や「休診日の案内」「検査前の絶食指示」だった場合どうなるでしょうか? 「見えなかった」「気づかなかった」では済まされないトラブルやクレームの遠因になりかねません。

ここで重要になるのが「色覚バリアフリー(カラーユニバーサルデザイン)」という考え方です「文字の太さ」「形状」「アイコン」「模様」などを併用して情報を伝える。医療デザインでは、色の見え方に左右されず、誰が見ても直感的に理解できるよう、誤認リスクを軽減できるよう作成します。



■「ユニバーサルデザイン」は、業務効率化のカギ


また、高齢化が進む現在、視力が低下した高齢者や、白内障などでコントラストが感じにくい患者さんへの配慮も欠かせません。ここで求められるのが「ユニバーサルデザイン」の知識です。

例えば、「フォント(書体)」選び一つで、読みやすさは変わります。明朝体などは上品ですが、線が細い部分は高齢者には見えづらいことがあります。そのため患者さんの属性を理解し、可読性に優れた「ゴシック体」や「UDフォント」の採用を推奨しています。UDフォントは、濁点・半濁点の判別がしやすく、数字の「3」と「8」、「6」と「9」などの誤読が起きにくいよう設計されています。

また、情報を詰め込みすぎない「余白の設計」も重要です。「あれもこれも伝えたい」と情報を詰め込んだ掲示物は、結局「どこを見ればいいかわからない」状態を生みます。デザインの力で情報の優先順位を整理し、視線の流れを誘導することは、患者さんのストレスを減らすだけではありません。「問診票の記入ミスが減る」「受付で同じことを何度も質問されなくなる」といった、院内スタッフの業務負担軽減にも直結するのです。



■医療のデザインは「専門家」にお任せください


「綺麗なデザイン」なら、一般的なデザイン会社でも作ることは可能です。しかし、医学的背景や患者さんの多様性を理解し、「医療安全」や「リスク管理」のレベルまで落とし込んだデザインを構築するには、専門的な知識と経験が必要です。




私たちレイ・クリエーションは、長年、医療に特化したデザイン会社として、医療関係者様や関連企業様とともに、現場や用途に合わせた最適なデザインを提供できるよう最善を尽くしております。


動画(サイネージ、患者説明動画、病院紹介やプロモーションビデオ)、カタログ・パンフレット、医学会用の掲示物(ポスターセッションやパネルディスカッション)、医療・疾患イラスト、シェーマ、WEB制作、開業に向けたコンテンツなど多岐にわたって制作させていただいております。新規の制作はもちろん、既存ツールの改善やリニューアルも承っております。


気になることがございましたら、下記フォームからお気軽にご相談ください。


医療安全
医療系は、患者さんに伝える情報が多くて大変ですよね、、、。゚(゚´ω`゚)゚。


コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。
bottom of page