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大阪浪速区医師会様で運用中のブルーカードシステムで使用するiPadアプリを開発しました。
浪速区医師会では、紙カルテの診察所が約70%と、ほとんどの医師の診察室にパソコンがない状況でした。
そんな中、医療連携(病診連携)を進めるために、パソコンが苦手な医師でも、
iPadで簡単にカルテが作れるアプリを開発しました。
大きなボタンや間違い入力を防ぐ機能を実装することで、実際に、60歳を超える医師にもご使用いただいております。

パソコンがいらない医療連携アプリ

1. 病診連携の必要性はわかっているけれど、なかなか進まない

障壁(一部抜粋)

  • 紙カルテ利用の医師が約70%のため電子化が困難
  • 入力しながら患者さんに対面しづらい
  • 電子カルテが多種にわたるため、共有化は困難
浪速区医師会開業医の電子化状況(電子カルテ導入率)

2. 一部アナログを残した方法を考案・運用

iPadで簡単にタッチ入力するとカルテ(PDF)が出来上がる。そのデータをAirプリンターで印刷し、FAXで医師会と連携病院に送信。
医師会がFAXのデータを紙管理すると同時にPDF化して共有クラウドサーバに保存。
連携病院・診療所と医師会はクラウドサーバのデータをいつでも閲覧できる。

※PCを問題なく使用できる医師は、ExcelでPDFカルテをつくり、クラウドサーバに保存すると同時に医師会へFAX送信

一部アナログを残した方法イメージ

3. この仕組みは、病状急変時に速やかに対応できるよう、
近隣の連携病院へ事前に患者情報を登録しておくシステムとして活用されています。

アプリ名「ブルーカードアプリ」  FAXを使用した全体のシステム「ブルーカードシステム」

4. 患者さん向けには、ロゴとカードをつくりました

カードを財布などに入れて持ち歩き、もしも救急搬送された時は、自身の意識がなくとも、カードのNOから、アップされているデータを引き出してもらうための目印です。

5. 成果

2012年には登録者は500人に達し、救急搬送所要時間は大阪市の平均よりも、およそ8分短くなり、また受け入れを拒否されたケースはありません。実際に登録した患者さんとその家族からは,ブルーカードを持っていることで「これまでと安心感が違う」と高評価を得ています。

6. 考察

この成果は、先生方が定期的に会議を開催され、担当の先生が積極的にまわりに働きかけられたからこその結果でした。単にアプリやシステムを作るのではなく、患者さんの命を救うための方法を先生と一緒に考え、現場で使える運用方法を編み出し、形にしていくことが必要なのだと改めて感じました。

7. ブルーカード紹介先リンク

浪速区医師会
ブルーカード紹介ページ:http://www.naniwaku-ishikai.or.jp/bluecard.htm

NHKニュース
実際にブルカードが使われたケースを取材された記事です
http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2013/09/0906.html

大日本住友製薬
ブルカードシステムの概要
https://ds-pharma.jp/gakujutsu/contents/partnering/casestudy/63_02.html